つかいかた
ここでは実際の大学入試の長文問題に出題された英文和訳を抜粋した問題を用意しました。1日1題、問題は毎日0時に更新されます。
高校2年生、3年生は毎日このページで和訳をしてみましょう。毎日考えることで、呼吸をするように英文が読めるようになります。
各問題にコメントができるようにしてあります。実際に自分で日本語訳してみなければ上達はありえませんから、自分なりの解答やわかるところ、わからないところを書いてみてください。アウトプットはとても大切です。
ノートに書いてもいいですし、このコメント欄にみんなが書き込んでいくことで、他の人はこういう解答を書くんだという勉強になるかと思います👍。
学校ではひとつの英文にひとつの訳文しか習いませんが、実際には一対一以上の解釈・ニュアンスがあるということを学んでもらえると思います。
コメント欄に質問をすると、管理人が解答するかも。
著作権の侵害に当たるため、書籍に掲載されている解答データや解説データなどは収録・使用しておりません。この書籍はコチラから購入できます。
基本的な和訳のしかた
英文の中にある単語はすべて主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)、そして修飾語の5つに分類されます。
そうすると、英文はすべて
①SV
例:I run.(私は走る)
②SVC
例:She is cute.(彼女はかわいい)
③SVO
例:He plays tennis.(彼はテニスをする)
④SVOO
例:My mother gave me a present.(母は私にプレゼントをくれた)
⑤SVOC
例:Tom calls me Ken.(トムは私をケンと呼ぶ)
の5種類に分類することができるのです(疑問文や命令文は除く)。
目的語(O)は、Vの動作を「されるやつ」です。③の例文では tennis が play されています。
補語(C)は「何かとイコールになるやつ」です。②では S = C (彼女 = かわいい)、⑤では O = C (私 = ケン)になるのです。
ちなみに、修飾語というのは today だとか in the morning だとか here だとか、場所や日時などのただの補足説明の部分です。修飾語はSでもVでもOでもCでもありませんので、最悪なくても文が成り立っています。
この分類は長い英文の読解に不可欠です。常に意識しながら英文を読みましょう。
教材について
ここでは東京大・京都大などの旧帝国大や難関私立大を合格した受験生からの評価が高い桐原書店『入門英文解釈の技術70』から出題。この書籍の購入はコチラ。
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書籍内のすばらしい解説や模範解答は著作権の関係上このページに掲載できませんので、ぜひ教材を購入して毎日の大学受験対策に役立ててください。
このページにアクセスすれば、一日一題、どこでも訳せるようになります。一日中しっかり悩んで、家に帰って本を片手に答え合わせをしましょう。
まずは模範解答から見てみましょう。
また、後半に出てくる"it"は明確に何かを指しているわけではありません。「犬」のことでもあるし「臆病っぽい人」のことでもありそうです。
こういう場合は日本語ではそもそも主語が欠落していることがありますが、英語では主語の省略は出来ないので苦し紛れにitを使っています。
ややまだ全体として日本語の自然さに難ありかもしれませんが、大筋の意味はしっかり取れていると思いますよ。
模範解答は既出ですので、そちらを参考にしてみてください。
スペインでは犬はいじめられて小さくなっているイメージなのですね。
2文目の“in Spanish villages and working-class streets”は副詞節なので、()で閉じておきましょう。これでthat節の本体は"it gets so much ~"の部分になります。
"that it becomes cowardly"の部分は、その前の"so much tormented (by little boys) that SV" でso that 構文になっていますね。「SVなくらいに少年たちにいじめられる」という訳になります。