『システム英単語』は単なる暗記ではなく、知識欲をつつくようなコラムや用例が充実しています。
管理人は現役時代には存在を知りませんでしたが、教育の現場で見かけてからちょっと感動しました。この教材では単語だけを覚えようとするのではなく、用例（ミニマルフレーズ）で覚えることおすすめしています。
ハイレベルな高校で標準採用されていることも多く、難関大学合格まで長く使える一冊になります。
ページレイアウトに特徴はありませんが、ただ単語が敷き詰められているのではなく、ページ上部に用例などが載っています。

『ユメタン』シリーズは他の単語帳とは大きく異なっています。
まず、見開き1ページに10個の単語が載っており、これはどのページでも一定です。
また、掲載単語が難易度順ではなく「ジャンル別」になっています。そのため、序盤でも見慣れない単語が出てきて戸惑うかもしれませんが、1週間50個などの決まったペースで長期的にスケジュールを立てるときに、序盤と終盤でペースが崩れにくくなります。
著者のおすすめの勉強法として、1週間、毎日同じ50個を学ぶという方法を説明されています。月曜日は10個、火曜日は次の10個・・・という方法はよくある罠で、それではそれぞれの単語を1日しか見ないから覚えられません。ユメタンではそのあたりのコラムも充実しています。

『ターゲット1900』は安定した情報量でとても有名ですが、使用方法には注意が必要です。
というのも、この教材は典型的な「難易度順」を採用した単語帳のため、同じペースで長期間使用しにくいからです。「簡単な単語から順番に覚えたい」という明確な目的がある学生さんにはおすすめですが、長期的な受験対策スケジュールには以下の注意点があります。
それは、1週間に50個ずつのようなスケジュールを立てたときに、最初のほうの50個と最後のほうの50個ではしんどさが段違いであることです。
また、ページレイアウトにも特徴はなく、1ページあたりに掲載されている単語の数がバラバラです。ただし、左ページに単語、右ページに例文が載っており、しっかりと例文まで目を通すという目的があれば、その情報量を活かすことができます。

『2カ月で攻略TOEIC L&Rテスト 730点!』は、2ヶ月分の勉強スケジュールガイドが設定されています。
管理人は大学生のときに実際のこの本（前の版）を使って、3回ほど受けたことでTOEICのスコアが590点から860点までアップしました。
英検やTOEFLなどよりも、TOEICはゲーム寄りです。ある程度の傾向と対策を繰り返すことが正攻法となります。

『改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600』も、管理人が現役時代に使って衝撃を受けた教材です。長文と単語が両方とも載っています。
TOEFLは、留学に必要な試験です。そのためTOEIC等とは比にならない難易度の単語が出てきます。手に取ってみると「ちょっと難しすぎるんじゃない？」と思うのですが、実際にこのレベルでないと留学先の授業がわからないと思います。
長文読解の練習にもなりますし、これ1冊で本当に膨大な分野をカバーできます。
枕にできそうなくらい分厚いのですが、フットプリントは小さいので、それほど持ち運びに苦労しません。